慢性副鼻腔炎(蓄膿)の手術してみた話
こんにちは
今回は慢性副鼻腔炎の手術体験について簡単にまとめています!
こちらに関して、医学的なことは一般人の聞き齧った知識であり、症状に関しても私個人のものですので、全ての人がこちらの症状に当てはまるわけではありません。
はじめに:慢性副鼻腔炎
まず副鼻腔炎とはなんぞやということで下にリンク貼っておきます。
普通の副鼻腔炎は風邪や鼻炎などで副鼻腔の粘膜に炎症が起こることで発症する病気です。
症状としてはどろっとした鼻水が出てきたり、副鼻腔にウミが溜まってウミが臭く臭ってきたりします。他にも副鼻腔が炎症した結果はが痛くなるという人もいます。
酷いものでは喉に鼻水が流れ込んできて咳が止まらなくなってしまったり、匂いが分からなくなってしまう人も。。。。(最近噂のコ○ナに疑われることもしばしば)
周りの人を見ても軽症で悩んでいる人は多いみたいです。
正直なところ手術に関してはなかなか大変でしたので、軽症の方は薬物療法で治せるならそちらで治した方がいいかもしれません。
私の場合は少し特殊な副鼻腔炎だったことや、咳がひどくなり喘息気味になったことから手術せざるおえない状況だったというのが本音ですね。
入院期間についてですが手術含めて1週間くらい入院しました。
1.手術の前準備
まず今回の手術は全身麻酔ということもあって、手術のために色々とやらなければならないことがたくさんあります。
家族の同意書、事前検査、手術の同意書などなど。
他にもこんな時期特有なのが、2週間以内の体温測定結果も記録をつけるように言われました。(結局つけ忘れたんですけどね😅)
やはり全身麻酔は後遺症がのこる可能性がありますので、ビデオを見たりと色々とやることが多かった印象ですね。
また、私の手術した病院はこんな時期なので入院してからの面会は形式上一切禁止になっていました。
私の入院時に必要だったものを下に貼り付けておきます。
何か不足しているもの等があったらコメントで教えてください!
2.手術前日
私は手術の前日から入院しました。
それと、次の日の9時くらいの手術でしたが前日の夕食は食べることが出来ました。
その夕食がこちらです。
心の中では”最後の晩餐になるんじゃないか”と少し不安になっていたのは内緒。。
夕食の中身は、
1. かれいの煮付け
2. 付合わせのポテト
3. ナスの味噌ソテー
4. 白菜のゴマ和え
でした。
慢性副鼻腔炎の影響でほとんど匂いがなくなってたので、あまり味に関してはわかりませんでした😭
夜の9時以降は固形物を食べることはできませんでした。
飲み物については500mlのOS-1を1本次の日の朝6時までに飲まないといけませんでした。
その日は、明日終わった後に楽になっているといいなと楽観的に考えながら床につきました。
PS.
入院開始時間についてですが早すぎると結構暇つぶしに苦労すると思います💦
なので、時間に融通が聞くような病院だったら夕食の直前くらいに入ることをお勧めします!(私は昼ごはん後のPM12:00くらいに入ったので半日やることなくて困ってました😞)
3.手術当日(手術前)
夜中に一度も起きずOS-1を1滴も飲んでいなかった。
すると朝5時くらいに看護師さんに
”全部飲んでくださいね😠”
と少しキレぎみで言われた。。。
8時ぐらいになると看護師さんが手術用の服と、血栓予防の着圧ソックスを持ってきてくださったので、それらを着て待っていた。
着圧ソックスというのは下のリンクのようなものである。
締め付けのキツいものであったので、履いた当時はなかなか慣れませんでした。
そうこうしていると9時くらいに主治医の先生が来てくださった。
先生は優しく
”大丈夫だからそんなに心配しなくてもいいよ”
と声をかけてくださったので少し安心した。
また大学病院ということもあり、学生の見学者兼話し相手が来てくれました。
手術前ということもあって少し緊張していたので、たわいもない話をいくつかその学生としながら、3人で歩いて手術室に向かいました。
あのドラマなどでしか見たことない
こんな手術台の上に自分が乗るのは非常に新鮮でした!
まずは点滴用の針を手の甲に付けてもらって、酸素マスクのようなものを口に装着してもらいました。
看護師さんが
”ゆっくり深呼吸してください”
”最初は酸素、その後に麻酔が流れてくるので、ゆっくり深呼吸してください。”
という声に沿って深呼吸してまな板の上の鯉のように待っていました。
3度ほど深呼吸をするとすぐに意識が飛んでいきました。
4.手術当日(手術後)
4-1.術後直後
全身麻酔から目覚めると全く体が動かせず、意識があるようなないような状態でした。
看護師さんから
”大丈夫ですかー?起きてますかー?”
と声をかけられながらも、目を開けるのでせいいいっぱい。。。
そのままベットで病室まで運んでもらい、ベットに乗っけてもらいました。
その時非常に喉が渇いていたので意識が朦朧としている中、
”喉が乾きました。”
というと看護師さんは
”全身麻酔から起きて6時間はなにも飲めませんからねー”
と地獄のようなことをおっしゃいました😭。。。
その時の状況を簡単に説明すると、鼻にガーゼがこれでもかと詰め込まれているので一切鼻で息をすることはできません。
また、お医者さんから鼻から流れてきた血は飲み込まずにティッシュに包んで捨てるように言われているのですが、30秒に1回ほど流れてくるので正直めちゃくちゃしんどかったです。
一方で、幸いなことに麻酔が効いているからなのか痛みはそれほどありませんでした。
入れられている状態は違和感こそありましたが、別に尿を出すときに痛いわけでもなかったです!
でもなんかベットの上の布団に包まれた状態で尿を出すと、おねしょをしているみたいな変な感覚に襲われました笑
4-2.術後6時間
この6時間は本当に辛かったです。。。。
鼻にガーゼが入れられているので寝ることもできず、ずっと横になっていました😭。
上向きに寝ていると喉に血と唾が入り込んでくるので、上向きで寝転がることはできません。
なので横向きで寝ているのですが、ずっと同じ方向で寝ていると肩が痛くなってきました。。。。
それに病院の枕が固くて高かったのもあってめちゃくちゃ耳が痛くなりました。。。
(ということで1番初めの章に書いたチェックリストに枕を追加しています!)
反対側に寝返りを打とうとしても中々自分一人ではうまく寝返りが打てませんでした。。。
なので看護婦さんを呼んで寝返りの補助だったりティッシュなどを寝返りと一緒に移動させてもらっていました。
他にも血がベロに流れ込んでくるのですが、
これがひじょーに苦い。。。
病院の先生に言われた通り毎回ティッシュに包んで捨てていたのですが、それでも舌の上にある程度残っています。
ずっと苦い状態も嫌なので、1時間に1回ほど看護師さんを呼んでうがいをさせてもらいました。
また、足には加圧式ソックスを履いているのですが、それに加えてマッサージャーで圧をかけられます。
これに関しては正直あまり気になりませんでした。
4-3.手術後の夜
1時間に1度うがいさせてもらうような状況で6時間ほど過ごした後に看護師さんから、
”覚醒後6時間経ったので、水を飲んでもいいですよー”
と言っていただきベッドから上半身だけ起こして水を飲ませてもらいました。
その時に看護師さんから、
”全身麻酔後は胃も寝ているので、吐き気をもよおすかもしれません。なのでゆっくり飲んでくださいね”
と諭されました。
3時間後くらいにもう一度上半身を起こしてもらって水を飲もうとしたのですが、その時に水がなかったので座ったまま待っていました。
すると突然急激な吐き気に襲われました。。
直ぐにその看護師さんに伝えてビニール袋の中に胃のなかの水を吐き出しました。
その後は点滴の中に吐き気止めも入れてもらったお陰で、復活するまで吐き気をもよおすことはありませんでした。
次に就寝についてですが、やはり鼻が塞がれているためうまく寝ることが出来ません。。。
眠いので何度も落ちるのですが、10分くらいしたら自分のいびき?か何かで起こされます。(同室になった方すみません。。。。)
加えて横しか向けず片方に体重が乗っているので、肩や頭がだんだん痺れてくる。。。
なので寝返りをうつのですが、1時間ほど同じ方向を向いていると痺れてきます。。。
血に関しては引き続きティッシュでぬぐい続けているのですが、口を繰り返しぬぐい続けているせいかだんだん唇も荒れてきました。
こんな感じで血は吐き出しているのですが、舌の上にわずかに残った血が本当に嫌でした。
なのでうがいするために1時間毎くらいで看護師さんを呼ぶのですが、夜中に何度も呼ぶと表情には出さないでしょうが看護師さんもだんだんめんどくさそうになってきます。
心の中で”申し訳ないなあ”と思いながら何度も呼び出しをしていました。
そんなこんなでほぼ寝られませんでした。
5.手術の次の日
何度も寝返りをうったりうがいをしながら耐えること8時間、なんとか朝の4時まで耐えました。
すると看護師さんがきて、
”とりあえず立ってみてください”
とすごいことを言うではありませんか!
心の中では”こんな状況なのに立てるのか?”と言う懸念はあったのですが、看護師さんの言うことを信じて立ってみると全く問題ありませんでした。
その時ふと気付いたのですが、鼻以外の体調は戻っているではありませんか。。。笑
思い込みって怖いですね。。。
その後あまり聞きたくない言葉が女性の看護師さんから。。
・・・・・・・・・
マジかと。。。。
美人な看護師さんだったので内心この人以外が良かったなと思いながら、看護師さんに連れられてトイレに行きました。
そこで便器に座って看護師さんに尿道カテーテルを抜いてもらったのですが、抜かれるのは非常に気持ち悪く感じました。
尿道の中なんて今まで触ったことのないところから異物のようなものが出てくるのですから当たり前ですよね。。。。
まあそんなこんなでやっとこさ立ったり歩いたりが出来るようになりました。
またその日の朝から、おかゆですが普通にご飯が食べられるようになりました。
手術後初めての食事がこちらです。
正直味に関しては鼻にガーゼが詰められているため全くわかりませんでした😭。。。。
ご飯を食べてゆっくり寝られると思ったのですが、やはり鼻にガーゼが詰められているため、自分のいびきで10分おきくらいに起こされました。。。。
その日1日はそんな形でうつらうつらしながらベッドの上で携帯をいじったり本を呼んで過ごしたりしていました。
6.ガーゼを抜く日
手術から2日後、やっと先生にガーゼを取り外してもらえました。
ガーゼを抜く時は少し痛みも伴うのですが、ゆっくりではなく一気に抜かれます。
ガーゼが抜けるの気持ち悪い感じは、今まで感じたことがないようなものでした😱。
鼻の中のガーゼが取れたことでやっとこさ普通に寝ることができるようになりました。
ガーゼを取り除いてからは鼻の中を清潔に保つために、1日6回ほど鼻うがいをするようにお医者さんから言われました。
鼻うがいなのですが、これが面白いように鼻の中の血の塊が取れるのです。
6時、9時、12時、3時、6時、9時と3時間おきに鼻うがいをするのですが、毎回どろっとした血の塊が取れるので、最後の方は取れるのが気持ち良くなっていました。
7.最後に
そんなこんなで手術してガーゼを抜くまでの流れだったり感想だったりはこういった感じです。
副鼻腔炎の手術に関して迷っている人もいると思うのですが、術後2日の辛さを耐えれば薔薇色の生活が待っていると私は思います。
匂いがない人や鼻が詰まって頭がずっとボーっとする人とかはやってみてもいいと思います。
鼻炎13(手術前準備)
前回のブログでは難病の中身や手術する必要があることを書いた。
最後にその手術に向けての準備について書いて行こうと思う。まず、手術の際は全身麻酔が必要なのでその検査を行う必要がある。また必要事項として色々と記入しないといけないものとか、同意書を自分だけではなく家族に書いてもらわなければならないこととか色々と必要事項が多い。
現在まだ手術前なので、簡単だが手術までの流れを書いていく。
・手術までの流れ
1.手術が決まった日
まず手術が決まった当日に簡単に手術日までの流れを教えてもらえる。そのあと担当する看護婦のところに向かい、その看護師の方に何やらチェックシートでチェックされる。『こけることはよくあるか』だったり『立ちくらみすることはあるか』だったり一般的な健康診断でうけるようなアンケートの詳細バージョンと思ってくれたらいい。
加えて色々と書類なども渡される。主に入院病棟を個室にするかだったり、服などをレンタルするかだったりその辺である。他にも大学病院なので、学生の教育に協力しますかなど他にも色々とある。その辺を記入して入院当日に持っていく。
2.準備事項
先ほど書いた家族の同意書を書いてもらう必要がある。こちらに関しては一人暮らしの方は早めにしておいた方が良い。また入院時の服に関して、チャック付きの服はダメだったりと制限があるので、家族と離れて暮らしているような一人暮らしの人は諦めて服をレンタルした方が良いと思う。
続いてここが一番重要なのだが、会社から必ず高額医療に対する限度額認定証をもらった方が良い。
手術費用は保険適用になってもべらぼうに高いので楽々その限度額を超えてくる。また可能な限りレシートも残しておいた方が無難である。
3.手術前検査
全身麻酔による手術のため色々と検査や確認事項がある。まずは全身麻酔を打った人の中でごくわずかだが合併症を患う人がいるので、それを伝えるビデオを見ることになる。
それを見た後に一般的な検査を受ける。その術前検査の中でも珍しい検査が二つあり、喘息用の息を安定して吐き出すような検査と鼻が匂いを検知するかどうかを確認するために、腕に注射を打ってニンニク臭がするかどうかを確認するような検査を行った。
私の鼻の匂いに関しては無事神経が死んでいなかったが、通常よりも匂う期間が短かったため、おそらく劣化しているだろうということがわかった。
手術日前日
こう言ったようにいろいろな準備を経て本日入院することになった。
明日の手術に向けて非常に緊張しているが、命に関わるような手術じゃないと自分に言い聞かせて心を落ち着かせて眠りたいと思う。
鼻炎12(大学病院にて)
前回の日記では好酸球性副鼻腔炎という診断をされたことと、それを治すために手術をする必要があることを話しした。
その後2週間後に大学病院を受診することになったのだが、その大学病院が意外と遠かった。高速を使えば車で1時間で着くのだが、下道で行くと2時間ちょいかかる。
普通だったら高速を使うのだが、これから手術を控えていることや何度も行くこと、ゴールデンウィーク直前ということなどお金が入用ということもあり、あまりお金を使えない状況だった。
その病院を9時半に予約していたが、上記の理由から7時過ぎくらいに出発して、ゆっくり下道で向かったのだがそれが間違いだった。平日しか空いていないので平日にいったのだが平日の朝の渋滞を舐めていた。
北陸なので都会と比べるとそこまでひどい渋滞ではないのだが、カツカツな予定を組んでいた私が到着したのは9時半。少し遅刻した状態で行ってしまった。
しかし予約していたこともあってすんなり受付は済んだのだが、それから待つこと1時間。一向に名前を呼ばれる気配がない。タイにいた頃だったらすぐに受付に”まだ呼ばれないんですけど”と文句を言うのだがこちらは日本。
ちゃんと対応しなければならないということで黙って待っていた。
その後1時間半待っても呼ばれないのでついに痺れを切らして受付に言うと”なんでまだ受信されていないんですか?”
結論から言うと実際はすでに呼ばれていたのに私が気付いていなかったということなのである。
正直本当にすみませんという気持ちでいっぱいだった。
まあそんなことはさておき、そこですぐにレントゲンを撮ってもらうということになった。その結果
上記の画像のような、通常の副鼻腔炎ではない眉間の空洞を閉塞した写真が見られた。
この結果から大学病院のお医者さんは”十中八九好酸球性副鼻腔炎だね。ステロイドを使い続けるのはしんどいと思うから、手術した方がいいと思う。というか手術してからじゃないとこの診断できないので、難病指定も手術してその中の好酸球値?(ここはよくわからない)を検査しないと出来ないよ。”とおっしゃった。
しかし、難病と言われてもずっとしっくりきていないというか非常に不安な部分があったのだが、そこは流石のお医者さん、”難病って言っても命に関わるようなことではないんだよ。この病気にも悪い時と良い時があるんだけど、良い時を出来るだけ長く出来る様に治療していくことが大切なんだよ。”と言ってくださった。
この一言で心のもやもやが少し晴れた気がした。おそらく難病と言われると、動けなくなることや死期が早まるような気持ちになっていたんだと思う。
そんなことはなくうまく付き合っていくことで、今と同じような生活が送れるようになることを言っていただけたことで少し安心できた。
これ以降は次のブログで。また、次の日記で最後になります。
暇な人はお付き合いください。
鼻炎11(判明)
前回のブログでステロイドを飲んだことがあるかという会話まで書いたと思う。
今回はその会話の続きから。
私”ステロイドですか?飲んだことありません。というかステロイドってプロ野球選手とかが筋肉増強するために使うものじゃないんですか?”
医者”いやいや(笑)そういう薬もありますが、他にも炎症を抑える薬とか色々あります。副鼻腔炎の中でも普通の副鼻腔炎みたいにそれ用の薬で効くものもあるし、あんまりないんですけど鼻炎と副鼻腔炎のあいのこみたいなやつは、このステロイドでしか効かないんですよ。”
私”そうなんですか。それだったら試しにそれを処方してください。”
医者”でもステロイドは強い薬なので効いたなら途中で飲むのをやめてください。普通の薬みたいに飲み続けないでくださいね。”
こういった形でステロイドを処方していただいた。
ステロイドを処方して飲み続けることにあまり乗り気ではなさそうだったのが一つ気がかりだったが、朝食後に飲む形だったのでとりあえず次の日から飲んでみることにした。
1日目飲んでも大きな変化はなかった。
しかし二日目飲んでから、今まであれだけで続けて出ていた咳が止まったのである!
また、咳以外にもしんどかった黄色い鼻水による鼻詰まりも止まり、やっと普通の生活ができるようになったことに感動していた。
次の日も悪くなるのが怖かったのでもう一日続けて飲んでみた。
やっぱりその日も同じように咳や鼻水が出ることはなかった。
その後二日間ほど言われたことを守り、その薬を飲むのをやめていた。
その二日間に関しては薬を飲まなくても咳が出るのも止まっており、本当に快適な生活を過ごせていた。
しかし飲み始めから6日目には少しだけ咳が出るようになってきていた。
そうこうしている間に1週間が経って、もう一度受診する日がやってきた。
医者”ステロイドを飲んでみてどうでしたか?”
私”めちゃくちゃ効きました!!今まで困っていた咳も黄色い鼻水も止まって非常に快適な生活ができるようになりました!!”
医者”なるほどなー。。。。これはおそらく好酸球性副鼻腔炎ですね。。。”
ここで初めて真なる病名が告げられたのである。
この病気について詳しい説明はこちら
ここでお医者さんは”もし治したいなら手術するしかない。でも手術したとしても治る可能性は50%くらいしかない。その手術は大学病院でしかできないので、手術するかどうかは別としてとりあえず受診するだけしてみる?”と言われた。
私はそれに承諾して次の週の大学病院の予約をとった。
その時の心境は判明してよかったという希望と、手術しても50%しか治らないという絶望の二つが入り混じった変な気分であった。
今回はここまで。
あと2回でこの好酸球性副鼻腔炎についての日記は最後になります。
どうぞ暇な方はお付き合い願います。
鼻炎10(とある町医者)
前回のブログで別の医者に診てもらうことになったことを書いた。
と言っても週の中頃にその話を同僚としたため、診てもらうまで引き続しんどい生活を送っていた。また、それでも全くだめだったらどうしようと思っていた。
ついにその週の週末になり同僚に聞いていた病院を受診することになったのだが、朝の10時くらいというのにそこにはほとんど患者がいなかった。
心の中では”これは大丈夫なのか?”と不安な気持ちを抱きながら名前を呼ばれるのを待っていた。
名前を呼ばれ診察室に入ってみるとおじいちゃんが何人かの看護師と一緒に佇んでいた。
そのまま診察に入った。
医者”本日はどのような症状で来られましたか?”
私”咳が止まりません。それと夜中の後鼻漏がひどいので。。。あと黄色い鼻水が出続けます。”
医者”今飲んでいるお薬はありますか?”
私”〇〇病院で処方していただいたカルボシステインを飲んでいますが、一向に治りません。”
医者”なるほど。そちらの病院ではどのような診断をされましたか?”
私”ただの鼻炎だからこの薬で治していくしかないと言われました。”
医者”うーん。それでしたらもしかしたらその薬が合わないのかもしれませんね。別のタイプの薬にしてみましょう。”
ここでも私は目から鱗だった。薬が合わないということでちゃんと別の薬を出してくれる医者がいるのかと。。。
とりあえず別の薬を1週間分もらいその薬を飲んでみたのだが、結局その週も咳が治らなかった。しかし今までの状況とは異なり、精神的に絶望することはなかった。その理由として、この薬が自分の体に合わないだけである可能性が今回受診したお医者さんから教えてもらえたからである。
その1週間後もう一度同じ医者を受診した。
医者”あの薬はどうでしたか?”
私”あまり効きませんでした。。。”
医者”そうですか。。。ところで今味とかってしますか?”
私”鼻が詰まっているのであまりしません。思い切り鼻をかんで、通るようにしたら少しするようになります。”(心の中ではコロナを疑われないようにビクビクしている)
医者”なるほど。。。。それでレントゲンを撮ってもらったことありますか?”
私”撮ってもらって副鼻腔見てもらったんですが、詰まってないから副鼻腔炎じゃないと言われました。”
医者”なるほどなるほど。。。。ステロイドって飲んだことありますか?”
私には意味がわからなかった。恥ずかしい話私はプロ野球選手が使う筋肉増強用のステロイドのイメージしかなかった。
ここから話が進んでいくのだが、続きは次のブログで。
鼻炎⑨(セカンドオピニオン)
夕方になると止まらない咳にどうしようもなくなっていることを前回話した。
そうこうしていると、昼間の昼食の時間も咳が出てくる。
口に食事が入っていない時ならまだ良いのだが、口に食事が入っているときにどうしようもなく咳き込むと、全てぶちまけそうになる。なので口を押さえると手がめちゃくちゃ汚れる。会社の食堂で昼食は食べるので、こんなことになっていると周りからの目が非常に辛かった。
しかも鼻が詰まってほとんど味がわからないため食事中に鼻をかんでいたのだが、今思えばこれは完全にマナー違反であった。海外がえりと言い訳させて欲しいのだが、海外であるとあまり周りの目を気にすることもないので、どっちでもいいやとなってしまう。
このような話は置いておいて、このように辛い日々を過ごしていた。
とある日隣に座っていた同僚と下のような会話になった。
私”最近鼻炎で鼻の調子が悪いので耳鼻科に通っているんですよねー。。。”
同僚”そうなの?いいところ見つかった?なんていうところにいっているの?”
私”〇〇病院ってところに通っているんですよねー。でも全然調子が良くならないんですよ。。。”
同僚”〇〇病院?あそこは愛想も悪いし、あんまりちゃんと診断してくれないよ。だから他の病院に変更したし”
衝撃の事実だった。今まで日本の医者は絶対大丈夫だと思っていた。というより海外から帰ってきたということもあり、下記のような思想になっていた。”海外、特に東南アジアのようなところの医者よりは日本の医者が素晴らしい。だから日本の医者が言っていることは全て正しい。”
普通に考えれば日本の医者の中でも良し悪しはある。というよりも、その人によって合う合わないということも関わってくる。なので、あまりよくないと思うのだったら病院を変えることも必要なことを思い出した。
その後の会話なのだが、
私”そうなんですか??それだったらその病院の名前を教えてもらえませんか?”
同僚”いいかどうかはわからないけど、僕はXX病院に行ってるよ。普通の町医者みたいなところだけど待ち時間は短いし”
私”ありがとうございます!!そのXX病院というところに今週末にでも行ってみます”
こうしてやっとセカンドオピニオンという方法を知った私だった。
続きに関してはまた明日のブログで書きます。
鼻炎⑧ (激怒)
前回のブログでは病院に行っても咳などが治らないため、市販の点鼻薬などで代用した話を書いた。
そこでもう一度同じ病院に行き、咳が治らなくてどうしようもなかったので市販の点鼻薬や咳止めを使ったことを正直に話した。
すると、
”何でそんなことをするんだ!!市販の点鼻薬は無理やり鼻水を止める薬だから、鼻炎がさらに悪化してしまうんだぞ!この鼻炎の薬でゆっくり治していくしか方法は無いんだ!
とものすごい剣幕で怒られた。
その後仕方なくその薬に加えて咳止めのようなものを追加していただいたため、家に帰ってそれを飲んで寝たのだが、
悲しいことに全く効かずあいも変わらず夜中に何度も起きた。。。。
しかしその時の私はまだ日本の医者が全て絶対的な存在だと勘違いしており、2週間分出された薬を飲み続けた。
その2週間毎日咳で起こされるため、平日は家に帰ったら即寝ているのに寝不足で、週末はその睡眠負債を返すために1日寝るような生活をしていた。
咳などの症状に耐えながら2週間薬を飲み続けた。だんだんその咳も夜だけではなく夕方の6時くらいから発症するようになり、外で夕食を食べる時なんかは口の中に食べ物が入った状態からいきなり咳き込むので、何度も口の中のものをぶちまけそうになった。
また、その最後の方は会社にいる時もたまに咳き込むようになったのだが、このご時世咳をする人への風当たりは非常に厳しいものがある。。。
なので何度もトイレに行くフリをしながら周りの人に咳が聞こえないところまでいって、咳を出し切ってから事務所に戻るようにしていた。
また、この時も龍角散ダイレクトに非常に助けていただいた。本当に耐えられそうになくなってきたらトイレに行って、トイレで咳を出し切って龍角散ダイレクトを飲むことで、夕方まで耐える日々が続いた。
会社から出れば車なので咳き込んでも周りの人から変な目で見られることはないので、仕事が終わり次第急いで車に乗る日々が続いた。
そこから色々と話が変化していくのだが、続きは次のブログにします。