鼻炎④(帰国前)

前回、味をあまり感じなくなったことを書いた。

その後も違和感を感じながら、9月の帰国を待ち望みにしていた。

 

ここで少し話が逸れるが、私は帰国のタイミングで転職をしている。そのため、7月くらいから9月までは旅行にも行かずにオンラインで転職活動を行っていた。ここに関しては別の日記でまた書こうと思う。

 

帰国直前の9月は休みが大量に余っていたこともあり、ほとんど会社に出社していなかった。

その理由はいくつかあるのだが、それを下記で簡単に説明する。

 

1.海外赴任をしている方は知っているかもしれないが、まず忙しすぎて有給休暇を使いづらい環境がある。そのため有給が余っていく。

 

2.海外赴任者用の特別休暇を持っていたがそれを使っていなかったということがもう一つ。これはコロナ渦ということもあり、一時帰国が出来なかった人への特別措置として会社で支給されたものである。

 

3.皆さんご存知の転勤休暇である。

 

このように大量に休暇が余っていた。その中でも2と3に関しては帰国すると使えなくなるので、使わないと損なのである。

また、赴任の最後の方は部下に仕事を全て移管しており、自分の仕事はほとんどなかったため、なんの気兼ねなく何日も休むことができたのである。

 

その休暇中に今の病気がなんなのか何度も病院に行き検査をしてもらった。

以前も書いたと思うが、鼻炎の薬を飲んだりして鼻詰まりを直そうとすると後鼻漏のせいで咳が止まらなくなる。コロナ渦では外で咳をすると怪訝な目で見られるということもあり、薬を飲まずに鼻詰まりを続けていた。

しかし休みがたくさんあるのであまり外に出なくて良くて咳を気にする必要がないということもあり、病院でもらった薬や点鼻薬を入れて咳を少し我慢しながら生活するようにしていた。

そうすることで海外でも病名が判明して治ると信じていた。。。。

 

私の通っていた病院はタイの田舎では珍しく通訳の方もおられるような格式の高い病院だった。しかし何度行っても同じような診断がされ、同じような薬が処方される。

このことと別の病院は信用できないことから、私はタイで治すのは諦めた。

 

そうこうしている内に9月末になり、ついに日本へ本帰国できる日の前日になった。

コロナ渦で海外へ行った方はご存知かとは思うが、必ずPCRの陰性証明を持っていないと飛行機に乗ることができない。なので、最後にPCR検査を受けた。

 

その時が人生で一番と言っていいほど緊張した。。。。

周りの人へ口では大丈夫だろうと言っているのだが、実際心の中は”本当に陰性なのか?ちゃんと帰れるのか?”と非常に不安な気持ちでいっぱいであった。

 

結果はというと、

 

陰性

 

であった。

この結果を持って、無事日本へ帰国することができたのである。