慢性副鼻腔炎(蓄膿)の手術してみた話

こんにちは

今回は慢性副鼻腔炎の手術体験について簡単にまとめています!

こちらに関して、医学的なことは一般人の聞き齧った知識であり、症状に関しても私個人のものですので、全ての人がこちらの症状に当てはまるわけではありません。

 

はじめに:慢性副鼻腔炎

まず副鼻腔炎とはなんぞやということで下にリンク貼っておきます。

www.allergy-i.jp

普通の副鼻腔炎は風邪や鼻炎などで副鼻腔の粘膜に炎症が起こることで発症する病気です。

症状としてはどろっとした鼻水が出てきたり、副鼻腔にウミが溜まってウミが臭く臭ってきたりします。他にも副鼻腔が炎症した結果はが痛くなるという人もいます。

 

酷いものでは喉に鼻水が流れ込んできて咳が止まらなくなってしまったり、匂いが分からなくなってしまう人も。。。。(最近噂のコ○ナに疑われることもしばしば)

 

周りの人を見ても軽症で悩んでいる人は多いみたいです。

正直なところ手術に関してはなかなか大変でしたので、軽症の方は薬物療法で治せるならそちらで治した方がいいかもしれません。

 

私の場合は少し特殊な副鼻腔炎だったことや、咳がひどくなり喘息気味になったことから手術せざるおえない状況だったというのが本音ですね。

 

入院期間についてですが手術含めて1週間くらい入院しました。

 

1.手術の前準備

まず今回の手術は全身麻酔ということもあって、手術のために色々とやらなければならないことがたくさんあります。

 

家族の同意書、事前検査、手術の同意書などなど。

 

他にもこんな時期特有なのが、2週間以内の体温測定結果も記録をつけるように言われました。(結局つけ忘れたんですけどね😅)

 

やはり全身麻酔は後遺症がのこる可能性がありますので、ビデオを見たりと色々とやることが多かった印象ですね。

また、私の手術した病院はこんな時期なので入院してからの面会は形式上一切禁止になっていました。

 

私の入院時に必要だったものを下に貼り付けておきます。

入院時に必要なものリスト



 

何か不足しているもの等があったらコメントで教えてください!


2.手術前日

私は手術の前日から入院しました。

 

それと、次の日の9時くらいの手術でしたが前日の夕食は食べることが出来ました。

その夕食がこちらです。

 

 

心の中では”最後の晩餐になるんじゃないか”と少し不安になっていたのは内緒。。

 

夕食の中身は、

1.  かれいの煮付け

2. 付合わせのポテト

3. ナスの味噌ソテー

4. 白菜のゴマ和え

でした。

 

慢性副鼻腔炎の影響でほとんど匂いがなくなってたので、あまり味に関してはわかりませんでした😭

 

夜の9時以降は固形物を食べることはできませんでした。

 

飲み物については500mlのOS-1を1本次の日の朝6時までに飲まないといけませんでした。

 

その日は、明日終わった後に楽になっているといいなと楽観的に考えながら床につきました。

 

PS.

入院開始時間についてですが早すぎると結構暇つぶしに苦労すると思います💦

なので、時間に融通が聞くような病院だったら夕食の直前くらいに入ることをお勧めします!(私は昼ごはん後のPM12:00くらいに入ったので半日やることなくて困ってました😞)

 

3.手術当日(手術前)

夜中に一度も起きずOS-1を1滴も飲んでいなかった。

 

すると朝5時くらいに看護師さんに

 

”全部飲んでくださいね😠”

 

と少しキレぎみで言われた。。。

 

8時ぐらいになると看護師さんが手術用の服と、血栓予防の着圧ソックスを持ってきてくださったので、それらを着て待っていた。

 

着圧ソックスというのは下のリンクのようなものである。

 

item.rakuten.co.jp

締め付けのキツいものであったので、履いた当時はなかなか慣れませんでした。

 

そうこうしていると9時くらいに主治医の先生が来てくださった。

先生は優しく

”大丈夫だからそんなに心配しなくてもいいよ”

と声をかけてくださったので少し安心した。

 

また大学病院ということもあり、学生の見学者兼話し相手が来てくれました。

 

手術前ということもあって少し緊張していたので、たわいもない話をいくつかその学生としながら、3人で歩いて手術室に向かいました。

 

あのドラマなどでしか見たことない

 

手術123 - No: 68963|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

 

こんな手術台の上に自分が乗るのは非常に新鮮でした!

 

まずは点滴用の針を手の甲に付けてもらって、酸素マスクのようなものを口に装着してもらいました。

 

看護師さんが

”ゆっくり深呼吸してください”

”最初は酸素、その後に麻酔が流れてくるので、ゆっくり深呼吸してください。”

という声に沿って深呼吸してまな板の上の鯉のように待っていました。

 

3度ほど深呼吸をするとすぐに意識が飛んでいきました。

 

4.手術当日(手術後)

4-1.術後直後

全身麻酔から目覚めると全く体が動かせず、意識があるようなないような状態でした。

 

看護師さんから

”大丈夫ですかー?起きてますかー?”

と声をかけられながらも、目を開けるのでせいいいっぱい。。。

 

そのままベットで病室まで運んでもらい、ベットに乗っけてもらいました。

 

その時非常に喉が渇いていたので意識が朦朧としている中、

”喉が乾きました。”

というと看護師さんは

全身麻酔から起きて6時間はなにも飲めませんからねー”

と地獄のようなことをおっしゃいました😭。。。

 

その時の状況を簡単に説明すると、鼻にガーゼがこれでもかと詰め込まれているので一切鼻で息をすることはできません。

 

また、お医者さんから鼻から流れてきた血は飲み込まずにティッシュに包んで捨てるように言われているのですが、30秒に1回ほど流れてくるので正直めちゃくちゃしんどかったです。

 

一方で、幸いなことに麻酔が効いているからなのか痛みはそれほどありませんでした。

 

それと全身麻酔なので尿道カテーテルが入れられていました。

入れられている状態は違和感こそありましたが、別に尿を出すときに痛いわけでもなかったです!

でもなんかベットの上の布団に包まれた状態で尿を出すと、おねしょをしているみたいな変な感覚に襲われました笑

 

 

4-2.術後6時間

 

この6時間は本当に辛かったです。。。。

 

鼻にガーゼが入れられているので寝ることもできず、ずっと横になっていました😭。

上向きに寝ていると喉に血と唾が入り込んでくるので、上向きで寝転がることはできません。

 

なので横向きで寝ているのですが、ずっと同じ方向で寝ていると肩が痛くなってきました。。。。

それに病院の枕が固くて高かったのもあってめちゃくちゃ耳が痛くなりました。。。

(ということで1番初めの章に書いたチェックリストに枕を追加しています!)

 

反対側に寝返りを打とうとしても中々自分一人ではうまく寝返りが打てませんでした。。。

なので看護婦さんを呼んで寝返りの補助だったりティッシュなどを寝返りと一緒に移動させてもらっていました。

 

他にも血がベロに流れ込んでくるのですが、

 

これがひじょーに苦い。。。

 

病院の先生に言われた通り毎回ティッシュに包んで捨てていたのですが、それでも舌の上にある程度残っています。

ずっと苦い状態も嫌なので、1時間に1回ほど看護師さんを呼んでうがいをさせてもらいました。

 

また、足には加圧式ソックスを履いているのですが、それに加えてマッサージャーで圧をかけられます。

これに関しては正直あまり気になりませんでした。

 

4-3.手術後の夜

1時間に1度うがいさせてもらうような状況で6時間ほど過ごした後に看護師さんから、

”覚醒後6時間経ったので、水を飲んでもいいですよー”

と言っていただきベッドから上半身だけ起こして水を飲ませてもらいました。

 

その時に看護師さんから、

全身麻酔後は胃も寝ているので、吐き気をもよおすかもしれません。なのでゆっくり飲んでくださいね”

と諭されました。

 

3時間後くらいにもう一度上半身を起こしてもらって水を飲もうとしたのですが、その時に水がなかったので座ったまま待っていました。

 

すると突然急激な吐き気に襲われました。。

 

直ぐにその看護師さんに伝えてビニール袋の中に胃のなかの水を吐き出しました。

 

その後は点滴の中に吐き気止めも入れてもらったお陰で、復活するまで吐き気をもよおすことはありませんでした。

 

次に就寝についてですが、やはり鼻が塞がれているためうまく寝ることが出来ません。。。

眠いので何度も落ちるのですが、10分くらいしたら自分のいびき?か何かで起こされます。(同室になった方すみません。。。。)

加えて横しか向けず片方に体重が乗っているので、肩や頭がだんだん痺れてくる。。。

なので寝返りをうつのですが、1時間ほど同じ方向を向いていると痺れてきます。。。

 

血に関しては引き続きティッシュでぬぐい続けているのですが、口を繰り返しぬぐい続けているせいかだんだん唇も荒れてきました。

こんな感じで血は吐き出しているのですが、舌の上にわずかに残った血が本当に嫌でした。

なのでうがいするために1時間毎くらいで看護師さんを呼ぶのですが、夜中に何度も呼ぶと表情には出さないでしょうが看護師さんもだんだんめんどくさそうになってきます。

 

心の中で”申し訳ないなあ”と思いながら何度も呼び出しをしていました。

 

そんなこんなでほぼ寝られませんでした。

 

 

5.手術の次の日

何度も寝返りをうったりうがいをしながら耐えること8時間、なんとか朝の4時まで耐えました。

すると看護師さんがきて、

”とりあえず立ってみてください”

とすごいことを言うではありませんか!

 

心の中では”こんな状況なのに立てるのか?”と言う懸念はあったのですが、看護師さんの言うことを信じて立ってみると全く問題ありませんでした。

 

その時ふと気付いたのですが、鼻以外の体調は戻っているではありませんか。。。笑

思い込みって怖いですね。。。

 

その後あまり聞きたくない言葉が女性の看護師さんから。。

”トイレに行って尿道カテーテルを抜きましょうか”

 

・・・・・・・・・

 

マジかと。。。。

 

美人な看護師さんだったので内心この人以外が良かったなと思いながら、看護師さんに連れられてトイレに行きました。

 

そこで便器に座って看護師さんに尿道カテーテルを抜いてもらったのですが、抜かれるのは非常に気持ち悪く感じました。

 

尿道の中なんて今まで触ったことのないところから異物のようなものが出てくるのですから当たり前ですよね。。。。

 

まあそんなこんなでやっとこさ立ったり歩いたりが出来るようになりました。

 

 

またその日の朝から、おかゆですが普通にご飯が食べられるようになりました。

手術後初めての食事がこちらです。

 

正直味に関しては鼻にガーゼが詰められているため全くわかりませんでした😭。。。。

 

ご飯を食べてゆっくり寝られると思ったのですが、やはり鼻にガーゼが詰められているため、自分のいびきで10分おきくらいに起こされました。。。。

 

その日1日はそんな形でうつらうつらしながらベッドの上で携帯をいじったり本を呼んで過ごしたりしていました。

 

 

6.ガーゼを抜く日

手術から2日後、やっと先生にガーゼを取り外してもらえました。

ガーゼを抜く時は少し痛みも伴うのですが、ゆっくりではなく一気に抜かれます。

 

ガーゼが抜けるの気持ち悪い感じは、今まで感じたことがないようなものでした😱。

 

鼻の中のガーゼが取れたことでやっとこさ普通に寝ることができるようになりました。

 

ガーゼを取り除いてからは鼻の中を清潔に保つために、1日6回ほど鼻うがいをするようにお医者さんから言われました。

 

鼻うがいなのですが、これが面白いように鼻の中の血の塊が取れるのです。

6時、9時、12時、3時、6時、9時と3時間おきに鼻うがいをするのですが、毎回どろっとした血の塊が取れるので、最後の方は取れるのが気持ち良くなっていました。

 

7.最後に

そんなこんなで手術してガーゼを抜くまでの流れだったり感想だったりはこういった感じです。

副鼻腔炎の手術に関して迷っている人もいると思うのですが、術後2日の辛さを耐えれば薔薇色の生活が待っていると私は思います。

匂いがない人や鼻が詰まって頭がずっとボーっとする人とかはやってみてもいいと思います。