鼻炎⑦(ある病院にて)
前回の日記では年末年始の夜に咳が止まらなくなったことを書いた。
そのまま仕事が始まったのだが、夜中の咳はひどくなっていく一方。
本当にひどい時には咳のせいで1時間以上も眠ることが出来なかった。。。また、時には何度も起こされることもあった。そのため10時に寝たのに3時間しか睡眠時間が取れていないこともしばしばだった。
私の仕事が平日に外せないということもあって土曜日にも開いている病院を探して行った。
まず私は後鼻漏で咳が止まらないということをお医者さんに告げるとそこの医者は、”それだったら鼻炎を治さなきゃね?人間は立っており、鼻は喉に繋がっている。だから喉に鼻水が流れることは自然なことだよ”と言われた。
2021年の6月になるまでの20年、後鼻漏で咳に苦しめられることはなかったので、この医者の行っていることにすごく違和感を覚えた。
しかし何も知らない私はお医者さんのいう通り、通常のアレルギー用の薬(カルボシステイン)を飲み、処方された点鼻薬一日1回塗布していた。
同じように毎日夜中の咳に悩まされ1週間が経ち、もう一度同じ病院に行った。
すると黄色い鼻水が出ていたこともあり副鼻腔炎を疑われたので、レントゲンを撮影してもらった。
しかしそのレントゲンの中で鼻の横にある空洞に影が見られなかったことから、副鼻腔炎(蓄膿症)ではないと診断された。副鼻腔炎の詳しい中身は下のリンクを見てみて。
なので結局同じ薬を処方された。”内心この医者を信じていいのか?”と心の中でよぎったが、寝不足で頭がボーッとしていたことや新しい仕事のしんどさも相待って、考えるのをやめていた。
一方で後鼻漏の無理やりな治し方をタイにいた頃に学んでいる私は、夜中の咳を治すために市販の咳止めと後鼻漏を抑えるための市販の点鼻薬を使うことにした。
これにより深夜に咳で起こされるのだが、その点鼻薬を使って無理やり鼻水を止めることで喉に鼻水が流れ込まなくなった。
また、市販の咳止めを毎日飲むことで昼間の突然の咳には対応できるようになっていた。
そんなこんなで市販薬を駆使しながら3週間ほど咳に耐え続けていたのだが、根本的な解決を目指したいのでもう一度その病院に行くことにした。
この続きに関してはまた次の日記にしようと思う。
鼻炎⑥(年末年始の悲劇)
前回の話で鼻炎が快方に向かってとりあえず問題なくなったことを書いた。
次にその年末に起きた悲劇について話していこうと思う。
まず少し別の話をするが、転職して新しい仕事を始めて1ヶ月間非常にしんどかった。
というか現在進行形でしんどい。。。
以前の職場で私は化学系だったり人の作業分析の生産技術をやっていたのだが、次の職場では完全に機械のエンジニアをすることになった。
全く分野のことも知らないまま入っていったので、現在もその分野を日々勉強し続けているところである。
このように年末には精神的にも肉体的にも疲れていたのもあったので、誘われるがまま年末の飲み会などを入れていた。
そこで問題が発生したのだが以前の話で話した通り、酒を飲むと咳が止まらなくなる。
だがしかし、今の病気も快方に向かっていたこともあり完全に油断していた。
飲み会で酒を断ればよかったのだが、日本に帰ってきて始めての友人との飲み会で、自分の中でも断りたくないという気持ちが出ていた。
毎日飲んでは咳をするような生活をしていたのだが、ついに年も明けて飲み会ラッシュが終わった。
久しぶりの実家でおせち料理や雑煮を食べながらお笑い特番を見るような、最高の正月を満喫していたのだがその夜から悲劇が始まった。
いつも通り夜10時くらいに風呂に入り11時くらいに床についてそのまま寝ていたのだが。。。。。
深夜2時くらいに咳で起こされた。
とりあえず何度か咳をしてもう一度寝ようとするのだがなかなか眠れない。
水を飲んだりしたがあまり効果はなかった。そのなかでもどうにか寝ることが出来たのだが、問題は1/2に飲み会があったことである。
こちらも久しぶりに会う旧友たちなのでどうしても行きたかった。そこで劉角散ダイレクトと呼ばれるものを買って、咳を我慢できる体制を作り飲み会に向かった。
幸運なことにその龍角散ダイレクトは効力を発揮して、酒を飲んでも咳が出なかったのである。
とは言っても完全に出ないわけではなく、咳が出そうになったら何度も龍角散ダイレクトを飲むことで咳を飲み込むことが出来るだけである。
しかし私は、
”今耐えられたらもう一度病院でみてもらって治すことが出来る!だから今の飲み会中だけ我慢しておけば良い!”
ぐらいに思っていたが、その後もっとひどい生活が待っているとはその時の私は知る由もなかった。
鼻炎⑤(日本の病院にて)
以前の日記で日本に無事帰国できたことを書いた。
まず帰国して隔離期間が必要なので大阪のホテルで隔離された。時期的に厳しい時期だったので帰国後タクシーの使用は許されないため、私はハイヤーを使用した。
関西空港に降り立ちハイヤーで新大阪駅周辺のホテルに向かい14日間隔離された。
話は少し逸れるが私は元々喫煙者であり、2021年の4月に辞めている。
そのため、2021年の9月だとまだ少し吸いたい欲求があった。
タバコは折角辞めたのでもう一度吸う気はなかったが、常々日本に帰ってきたらVapeくらいは吸いたいと思っていた。
実はタイでは電子タバコや加熱式タバコ(iQOSも含む)の使用や所持が禁止されている。
その理由は、電子タバコが流行るとタイのタバコ産業が衰退していくためだったり、水タバコへの強い警戒心があったり様々だ。
詳しくは下のリンクを見てほしい
なので、日本に帰ってきたらニコチンの入っていないVapeを買って久しぶりにタバコの感覚を楽しもうと思っていた。
ホテルから出ることはできないので、アマゾンで注文しホテルに届けてもらった。
使い捨てのVapeを吸ってみたのだが、あまりしっくりこなかった。でも折角買ったのだからと、全部吸い切ったのだが、その後少しだけ咳が出るようになったが、そこまで酷くはならなかった。
その隔離期間も無事終えて、”ついに日本の病院に行ける時が来た!”とかかりつけの耳鼻科に行ってみたのだが。。。。
悲しいことにその耳鼻科での診断もあまりタイでの診断と異なるようなものではなかった。。。。
この病院は中学の時に鼻炎が発症してから10年以上かかりつけで通っていたところで、非常に信頼のおける病院という認識であった。その診断を受けてからこの病気はただの鼻炎の延長線なんだろうと思っていた。
その頃転職活動に成功して前職を退職することになったので、有給消化で1ヶ月半ほど休みが出来た。
幸いなことにその間あまり重度の発症はしなかったため、咳も出ず通常通りの生活ができていた。
しかしその新しい仕事が始まった後から、色々問題が発生してきた。。。。
それは次のお話ということで。
鼻炎④(帰国前)
前回、味をあまり感じなくなったことを書いた。
その後も違和感を感じながら、9月の帰国を待ち望みにしていた。
ここで少し話が逸れるが、私は帰国のタイミングで転職をしている。そのため、7月くらいから9月までは旅行にも行かずにオンラインで転職活動を行っていた。ここに関しては別の日記でまた書こうと思う。
帰国直前の9月は休みが大量に余っていたこともあり、ほとんど会社に出社していなかった。
その理由はいくつかあるのだが、それを下記で簡単に説明する。
1.海外赴任をしている方は知っているかもしれないが、まず忙しすぎて有給休暇を使いづらい環境がある。そのため有給が余っていく。
2.海外赴任者用の特別休暇を持っていたがそれを使っていなかったということがもう一つ。これはコロナ渦ということもあり、一時帰国が出来なかった人への特別措置として会社で支給されたものである。
3.皆さんご存知の転勤休暇である。
このように大量に休暇が余っていた。その中でも2と3に関しては帰国すると使えなくなるので、使わないと損なのである。
また、赴任の最後の方は部下に仕事を全て移管しており、自分の仕事はほとんどなかったため、なんの気兼ねなく何日も休むことができたのである。
その休暇中に今の病気がなんなのか何度も病院に行き検査をしてもらった。
以前も書いたと思うが、鼻炎の薬を飲んだりして鼻詰まりを直そうとすると、後鼻漏のせいで咳が止まらなくなる。コロナ渦では外で咳をすると怪訝な目で見られるということもあり、薬を飲まずに鼻詰まりを続けていた。
しかし休みがたくさんあるのであまり外に出なくて良くて咳を気にする必要がないということもあり、病院でもらった薬や点鼻薬を入れて咳を少し我慢しながら生活するようにしていた。
そうすることで海外でも病名が判明して治ると信じていた。。。。
私の通っていた病院はタイの田舎では珍しく通訳の方もおられるような格式の高い病院だった。しかし何度行っても同じような診断がされ、同じような薬が処方される。
このことと別の病院は信用できないことから、私はタイで治すのは諦めた。
そうこうしている内に9月末になり、ついに日本へ本帰国できる日の前日になった。
コロナ渦で海外へ行った方はご存知かとは思うが、必ずPCRの陰性証明を持っていないと飛行機に乗ることができない。なので、最後にPCR検査を受けた。
その時が人生で一番と言っていいほど緊張した。。。。
周りの人へ口では大丈夫だろうと言っているのだが、実際心の中は”本当に陰性なのか?ちゃんと帰れるのか?”と非常に不安な気持ちでいっぱいであった。
結果はというと、
陰性
であった。
この結果を持って、無事日本へ帰国することができたのである。
鼻炎③(味がしない。。 )
前回、鼻詰まりになる代わりに咳が止まることを発見したことを話した。
その後もとりあえず鼻が詰まるのはしんどいが、眠れなかったり普通に生活する際に変な目で見られるような咳よりはマシなので (コロナ渦なので。。。 )、鼻詰まりを耐えるように薬を飲むのをやめた。
これまでが2021年の6月くらいの話である。
続いて7月くらいの話になるのだが、私の帰国が9月末と決まっていたこともあり、最後のタイ生活でせっかくならタイ料理を満喫しようという気が湧いてきた。
また他にもせっかくタイに来たのなら、行ったことのないところへ観光に行きたいという気持ちも湧いてきた。
加えてコラート付近では色々なご飯を食べていたこともあり、他の地方でご飯を食べようと思った。そこで、タイ東北部にあるウドーンターニーに行くことにした。
ウドーンターニー東部にはバーンチェン遺跡という、世界文化遺産にも登録されている遺跡がある。こちらはタイに住んでいる方は一度は行ってほしい遺跡である。
紀元前2500年〜2000年くらいの旧石器時代のものが色々と見れるので、非常に興味深い。
詳しくは下記を参照してほしい。
thailandtravel.or.jp/ban-chiang/
そちらのタイ料理を頂いたのだが、それが非常に辛かった。一方で、他の味がほとんどしなかった。この頃鼻詰まりさせるように薬を飲んでいなかったので、恐らく鼻詰まりのせいなのだろうと思っていた。しかし思い切り鼻をかんで鼻詰まりをとっても、少しの間しか味がしない。。。
折角帰国前に様々な地方のタイ料理を満喫して帰ろうと思ったのだが、これでは全く満足に楽しむことが出来ないことがわかったのだった。。。
またここでもう一つの懸念が頭をよぎった。
”そういえばコロナって味覚障害もあったよな。。。もしかしてコロナなのか???もしくは知らないうちにコロナにかかってその後遺症で味覚障害が続いているのか?”
と考えるようになった。
海外赴任というものはただでさえ狭いコミュニティなので、誰かがコロナになったということになればそいつが槍玉にあげられることはわかり切っている。
しかも私が赴任者の中で最年少なのでそんなことになれば針の筵になると思った。
こうなると気が気ではなくなった。
休みは3日間あり3日間ウドーンターニーを満喫する気で行ったが、2日目で即座に家に帰ることにした。
家に帰ってすぐに会社から支給されている簡易PCRキットを使用して確かめた。
その結果は
陰性。
この結果コロナではないことがわかり胸を撫で下ろした一方で、”コロナでなかったらなんなのだ?”と新たな疑問が湧いてきた。
先ほど話した後遺症という可能性もあるが、調べるとその人たちは完全に味覚がない状態が続くと書いてある。
完全に味覚がない状態ではなく少し弱い状態が続いているこれはなんなのだ??と疑問に思ってその日は床についた。
鼻炎② (血流を上げると??)
続き
とりあえず、寝ている時の後鼻漏と咳への対策を身に付けた私だったのだが、続いて他の問題が出てきた・・・・
コロナ渦でタイにいたのでなかなか友達もできなかったのだが、ふと地元の友達と連絡を取り合ってZoom飲みならぬLine飲みをしようということになった。
久しぶりの旧友と話せてテンションが上がり酒を飲んでいたのだが、少し飲んだところで咳が止まらなくなった。
その時は幸い2分ほどで治っただが、その後も何度か咳が止まらなくなった。
友人にもとても心配され、”流石に今日はこれくらいでやめておこう”ということになり、その日はお開きになった。
その後も何度か一人で酒を飲む機会があったのだが、酒を飲むたびに咳が止まらなくなっていた。
このことから元々あまり飲まなかったお酒を、タイにいる間は全く飲まなくなった。
続いて話は変わるが、家に引きこもっていた期間が長く体がなまりきっており、このままだとわがままボディになるのではないか?と心配するような日々を送っていた。
なので、近くのジムで筋トレをしていたのだが、コロナの影響でそれも閉まったためホテルの周りを走ることにした。
走っている時は全く問題なく快調にランニングを続けていけるのだが、家に帰ってから違和感に気づくこととなった。
なんと咳が止まらなくなったのである。
そんな状況であったが、最初の頃はランニングで咳が出ているのは、ただ単に鼻水が
流れやすくなっているだけで、そのうち治るだろうと思っていた。
しかしその後もランニングをしている間は問題ないのだが、ランニングから帰ると咳が止まらない。
なので、ランニングもだんだんやらなくなっていった。
一方で自分の体についてこれら二つのことから、一つの結論に至った。
”血流が良くなったら鼻詰まりが治る。その結果鼻の通りが良くなり、喉に鼻水が流れてくる。そして咳が止まらなくなる。ということは、鼻詰まりの方が楽なのではないか?”
このことから、病院でもらった薬を飲むのも点鼻薬を挿すのもやめた。
そうすると、鼻詰まりになる代わりに咳が止まったのである。
今回についてはここまで。
続きはまた明日。
鼻炎①(違和感の始まり)
ここのところ鼻炎がひどくなり、黄色い鼻水が止まらなくなり、色々調べてもらったら珍しい病気だったので、簡単に時系列で書いていこうと思う。
2021年6月
私は海外赴任中でありタイで仕事をしていた。
元々鼻炎持ちであった私だが、タイに行ってからは気温が高かったこと、またホテルに住んでいたため部屋の掃除が定期的に行われており、ハウスダストがない状態であったことも幸いしてほとんど発症しなかった。
しかし、6月になってなんの前触れもなくいきなり鼻炎がひどくなり、鼻が詰まるようになってきた。
元来の私の鼻炎では、基本的に鼻水が出続ける場合がほとんどであり、鼻詰まりになることはほぼなかった。タイの病院には慣れていたが、コロナ渦ということもあり、あまり気乗りはしなかったが、病院で見てもらうことにした。
病院で診てもらい、アレルギー用の薬を処方してもらい、鼻うがい用の液も処方してもらい、それらを飲んで過ごしていた。
鼻うがいや薬によって鼻詰まりは解消されてきたのだが、その代わり咳と痰が出るようになってきた。幸いなことに、昼の咳はそこまでひどくなかったため、コロナ渦の変な目で見られるようなことはなかった。それ代わりもっと辛かったのが、夜中に起きて1時間以上咳が止まらなかったことである・・・
その咳により寝不足になり、その寝不足のせいでまた体調不良な毎日が続いていた。
一方で咳と同時に痰が出るのだが、その痰は透明であった。いつも風邪をひいたときに出る痰は黄色かった(通常風邪のウイルスと戦った白血球?が痰として出てくる。白血球中に含まれるペルオキシダーゼというものが、黄色味がかっているため、痰は黄色いらしい)が、今回は透明だった。というよりも、痰が鼻水に非常に似ていた。
このことから、恐らく鼻から喉に流れたのではないかと思い調べてみると、後鼻漏という症状があることを知った。こちらに関しては後鼻漏と調べればいくらでも出てくるので説明は割愛する。
このことから、鼻水を止めれば咳が止まるのではないかということを思い、病院でもらった点鼻薬を通常よりも多めにつけてみた(基本的には病院から指示された用法容量を守ったほうがいいと思う。)。
すると鼻の中はカピカピになったが、咳と痰が治ったのである!!
この結果、とりあえず問題であった後鼻漏と咳は止まり、寝ることができるようになった。
今回についてはここまで。
続きはまた明日。
そいじゃまた。